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ブルーイマジンのごーのレビュー・感想・評価

ブルーイマジン(2024年製作の映画)
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初日舞台挨拶の回を鑑賞。チケットは即完売だった。

蒲田前奏曲の松林麗が監督。
今問題になっている映画業界の性加害を扱った作品。
本筋の監督による性加害だけでなく、日常のふとしたセクハラも随所に出てくる。
前作でも触れていたけど今作ではメインのテーマとなっている。そしてオムニバスだった前作の最後のパートを監督した渡辺紘文が友情出演、取材をする記者の上司役を演じている。音楽にも渡辺雄司が起用されており、松林監督と大田原具豚舎の関わりが窺われる。

ラーメン屋のシーンは「蒲田前奏曲」、渡辺監督「テクノブラザーズ」、渡辺監督出演「ひとりぼっちじゃない」でも出てきてた。中華料理屋の似合う男、渡辺紘文。
会見のシーンで渡辺監督演ずる記者が映っていたんだけど、他の記者が加害疑惑のある映画監督に詰め寄るシーンでも後方で構えていたのが気になった。

作中にも出演している伊藤さとりが舞台挨拶の司会もしていた。
以下、監督、出演者のコメント
ラストはみんなでフィリピン料理を食べるが、人間の根源的な行為である食べることを最後のシーンにしたかった。
被害者の女性たちの葛藤をイマジン(想像)して欲しい。
自分に優しくなるには?自分がされて嫌なことはしないことではないか。

パンフレットの最後、日本女性開放運動小史、には伊藤詩織さんや五ノ井里奈さんの事件も書かれていた。
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