2024年5月11日横浜シネマジャック&ベティにて鑑賞。山口まゆさん、ステファニー・アリアンさん、松林麗監督登壇の舞台挨拶つき。
性暴力DVの被害者が暮らすシェアハウスで出会った売れない女優たちが性的暴行の加害者である人気監督を告発する映画。
画面の質感が鮮明すぎて逆に予算の低さが窺われる。あと社会に問題提起するのならもっとエンタメ的にも面白い物にしないと。脚本はいいが圧倒的なパワーがあればよかった。
北村優衣にイライラさせられる。この役がいることでテーマがブレるので丸ごといらない。主人公とシェアハウスを出会わせる役割があるとはいえ、被害者の話を否定せず聴かなくてはいけないとはいえ、パパ活してたら相手がストーカー化したというのでは同情できない。
しかしそのことを物語内でも言及しているし、男性の受ける被害や冤罪被害にも想像が及ぶフェアな構成が見事。
完成披露会見の司会役の伊藤さとりさんの「監督、訊かれてますよ」というセリフがカッコよかった。
雑誌記者の大柄な女性がいい。よく見つけてきたな。
とりあえず映画界から枕営業をなくしましょうよ。