あの年、夕張は大雪だった。
2001年、二人の男といたあの年を一人の女が懐古する話。
ほぼタバコ吸ってるだけの映画と言っていいぐらいあんまり何も起きない。揉めてはタバコを吸いタバコを吸い、たまに酒を飲んで揉めてまたタバコを吸う。ヴィッキーがタバコを吸ってるだけで画が持っちゃうからズルい。
タバコばっか吸うからその反面全くご飯を食べない。やっとガオが作ってくれる朝ごはんが出てきたと思ったら、それすら画面に映らないし食べない。あそこ、せっかく作ってくれた麺をスパイスがどうのこうの言いながら全く口に付けないの見てて、早く💢食えや💢食わんなら食おうとすな💢💢ってなった(笑)
ご飯食べないヴィッキーとか全然女の力に勝ててないハオとか見てると、酒とタバコ(とドラッグ)は程々にせんとなと思った(笑)
2001年のあの頃の記憶を語るのは10年後のヴィッキー本人。映画の中で起こることをちょっと先にヴィッキーが語って、遅れて映像を見せられるから、見てるこっちもヴィッキーのようなあの頃を思い出してる感覚になった。警察きた時のね、とか、あぁこれで揉めたんだ、とか。
それが夕張行くあたりからちょっとずつ語りと映像が同じ時間になってきて、何となくヴィッキーにとってハオは完全に過去のものとなったけど、ガオに関しては現在進行形でまだ想いが残ってる(またはその後再会できた)んじゃないかなぁと思った。