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スターリンへの贈り物のものネタバレレビュー・内容・結末

スターリンへの贈り物(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ーイスラーム映画祭 2024



まず何より鉄道員の二人がいい人でよかったね(死んでるか確認されそうになったところで警察の気を逸らしてくれたり)引き取られてからも村に馴染んでて良かったし、スターリンの生誕70年だからってせっかく仲良くなって楽しく遊んでたお湯(子ヤギ)をパパとママを返してくれるようにってプレゼントするシーンはあまりにも健気で悲しくなった。

ロシア語の音声で被せてるところはカザフ語だったらしいけどあの村ではロシア語?カザフ語?が共通言語なの?色々なところから集められてきた人たちだけどそもそもカザフ語かロシア語はみんな知ってる前提っていうこと?何よりまずロシア語の被せあまりにも感情のない棒読みでちょっと面白かった。
女ってだけで性暴力の被害者になる訳だけどそれも同じカザフスタン人(警察)っていうのが残酷すぎて。しかもカシムの親戚なわけだし、やっぱり権力を持つと人はやりすぎるっていう事なのかな。
たくさんのしんどいシーンを経てようやく結婚‼️ってなってカシムが羊の肉を切り分けて妻のことをよく見えるように目を、夫の方を常に向いていられるように首の肉をって素敵なやりとりがあってもうこのまま映画終わりでいいよ😭って思ってたら夫が撃たれて亡くなってしまうの本当にしんどい、せっかく二人で幸せになれると思ったのに。結局警察のことを撃ったのはあの少年だったのかな。カシムが逃すように列車に乗せてたけどそれがより悲しくて、スターリンの生誕祭をしてる時に核が村に落とされたのもあまりにも辛すぎる。
アメリカがニューメキシコ州で核実験をしててそこに住んでた住民が被害に遭ったのは知ってたけどソ連でもカザフスタンの土地で実験が行われてたのは知らなかったし強制移住も初めて知った。エンドロールで流れるあのカシムが歌ってた歌が好き


『セミパラチンスク核実験場は中央アジア・カザフスタン共和国東部の大草原にある。面積18500平方キロメートル。
ここで旧ソ連は1949年から1989年の40年間に467回の核実験を行った。
環境に放出された放射性物質はチェルノブイリ原発事故の5000倍とも言われている。
ソ連時代、核実験は一切秘密にされ、住民にも知らされなかった。
核実験場周辺には百数十万人の被曝者がいる。』
https://kyoto-muse.jp/web-exhibit/114699#:~:text=セミパラチンスク核実験場は,核実験を行った%E3%80%82
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