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オーメン:ザ・ファーストのBremingerのネタバレレビュー・内容・結末

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

オーメンシリーズは悪魔の子ダミアンがいるという事だけしか知らない状態でしたが、前日譚なのでそこは気にしなくても良いかなと思い鑑賞。
予告編が17分もあったのは大作以外だと珍しいな〜と思いました。

ホラーとしてはやや残念感があるものの、要所要所の美点で2時間乗り切った作品だと思いました。

序盤からそこにいたら絶対被害受けるだろうなというポジションに神父がスタンバってて笑いましたが、案の定後頭部がサクッと削がれるシーンがあってですよね~ってなりました。 

クラブであった男に偶然再会して何か忠告を受けてるなーと思っていたらトラックがバチコリぶつかってきて、マーガレットが助け出したら下半身が潰れていて、セリフを言わせるための配置だったとはいえ、そこまでやらんでもと笑ってしまいました。 

全体的に不気味なオーラが漂っているので、次はどういう展開になるんだろうと新鮮に楽しむことができた反面、露骨な登場人物の配置のせいでコメディとしても受けとれてしまうシーンがあったのが残念でした。

今作の見せ場は出産シーンだと思います。自分は出産を体験したことがないので、痛みは想像でしかないですが、鋭い爪を生やした手が破ってくるかの如く突き抜けてきたシーンはヒィッてなりました。PG12指定なのでモザイク全開だったのはしょうがないんですが、無修正のえぐいバージョンが来たときは恐怖に慄きながら見たいと思います。  
ダミアンの出産シーンも腹を裂いてみたり、そこからえぐい形相で双子が生まれてきたりと中々のインパクトを備えていました。 
痛みに耐えて自分を生んでくれた母に感謝しかないです(どこで感謝しとんねん)。 

初代のオマージュなんだろうなというシーンがちらほら観られますが、他の作品でも似たようなシーンを観たことがあったので、初代の与えた影響って相当大きいんだなと思いました。

終わり方はアーメン本編に繋がる感じなので、このまま初代を見進めていく形になりそうです。 
ホラーとしては特別怖いシーンとかはあまりありませんでしたが、ミステリー面はかなり凝っていて良かったと思います。 
ちょっと物足りなさはありましたが、ぞくぞくするシーンがあったのは収穫でした。
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