このレビューはネタバレを含みます
冒頭の落下シーン、スローモーションがあまりにも怖すぎ。視点的に自分に向かってきているようで、いつ落ちる!?いつスロー終わって加速する!? とハラハラしながら身構えてしまった。ヘタな幽霊とかより全然怖い。
神父、間一髪当たらなかったのね、
良かったね~と安堵したのも束の間。
おいおい結局。からのニッコリ。
そしてシーンが切り替わるや否や、
明るい音楽が流れ始めて…という、序盤からのかっ飛ばし具合。ブラボー
不気味な修道女は焼身首吊り自殺。
焼身だけでもかなりのインパクトなのに首吊りしてファイヤーてるてる坊主状態。もうホラー映画ファンから見たらホラーじゃなくてエンターテインメントなのではないか。
ここまでくると流石に爽快というか、笑えてくる。
と、オーメン初代のオマージュてんこ盛り。
前日譚なので当たり前ですが、
オーメン1の内容を知った(鑑賞)上で、今回の映画に望むと、ダミアン誕生の答え合わせとか初代とのシーン比較や合致がつくので楽しめる。
Theホラー映画！というような、思わずビクッと反応してしまうような驚かせ方も沢山あったけれど、追い打ちをかけるかのような禍々しい不気味BGMも良い。
ド派手なホラー演出よりも、私は音楽に好感を抱いた。
ビックリアクションが来るのは分かってるけどいつ来るの!?タイミングいつ!?この静寂が恐怖だよ!待ち構えるしかできないの怖いよ!
といった、この後脅かしに来るのが分かった上での恐怖演出が起きるまでの時間。が怖い。
唐突なのも勿論ビックリはするけどね。
にしても、これだけショッキング要素あるのにPG12で大丈夫？と心配になる。
こんなの子供が見たら一生のトラウマなるど。
逆にここまできたら、出産シーンのモザイクも無しにしてR15とかにしてほしいところ。
カルトホラーではお決まりといっても過言ではない、おどろおどろしい儀式シーンも大好き♡
ホラー映画的に在り来り演出はあれど、楽しめた。
式の後、修道女たちが五体投地するシーン
気味悪いとかよりも自分的には「床汚くない？大丈夫？」と心配の気持ちが勝ってしまった笑
最近の映画だと、『アーガイル』でもあったが黒幕や重要人物が実は自分(主人公)でした！という演出は面白いなーと思う。
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以下、謎ポイント↓
・自殺した修道女
最初から不気味でチラホラ出てきたのに対して序盤であっけなく退場。物語と関係あるかのように見せかけて全然ない。
不気味な雰囲気醸し出してそれマジ~？って感じ。人物についても深堀りもされず、ただオマージュ演出を組み込みたかったが為のキャラだったのかな？と。
にしても、結局主人公とかとは関係ないのに出てきすぎじゃない？気を逸らすための演出にしてもやりすぎ感。
・カルリータ
上記の修道女と同じように、序盤は奇行が目立つワケあり女の子といった感じなのだが物語が進むにつれ、その要素が薄まっていく。
もっと間に何かあっても良かったのではないか…
この2人に関してもだが、全体的にキャラに深みを持たせて欲しかったな~と感じた。
設定というか、そこら辺がブレているように感じてしまった。
