このレビューはネタバレを含みます
大好き！とてもよかったです。
大きなスクリーンで見る良さがしっかりあった映画。画も音も好み。主役の演技も！
この監督初作品なの！？という驚き。カメラワークが独特なのと、時々アート作品みたいな時の止まったような静かで綺麗な画もあったりして、楽しい。
結構画面がいろんな風に動き回るので新鮮さがあって飽きなかった。
ジャンプスケア描写も程度がちょうどよかった。(あまり大袈裟だと冷めてしまうので)
コメントみたら、モザイク描写は賛否分かれるみたい？だけど個人的にはドキュメンタリー感があって逆にリアルで気持ち悪かったのがよかった。物や人で隠したり映さないんじゃなくって、大きな画面に巨大な肌色のモザイクが流れるのは今まで経験したことなかったので新鮮な気持ちだった。
キリスト教をめぐる血塗られた歴史の事を考えると、実際似たようなことあったんだろうな…とか現実の世界の事も考えてしまう。宗教戦争だっていまだに終わってないし…。
人間の醜い部分、自分たちが正しいと信じて疑わなくなった人間の怖さが、この映画をただのフィクションホラー以上のものにしている感じがして、そこも面白いと感じるポイントでした。
*因みに、女性はこの映画を観る前のコンディションに注意が必要かも。
懐妊、出産と深く関わるストーリー故にそれ関連の出血も多々あるので、生理中妊娠中の人は見ると辛いかもしれない。
私は生理中だったので、それが堪えた。
子供産みたくないし無理やり産ませようとするエゴ出産が本当に苦手、怒りポイントなので、枢機卿が成敗された時はスカッとした。
