このレビューはネタバレを含みます
何という悪魔的マッチポンプ…
なかなか楽しめました。
ただ、過去編としてこれ一つで割としっかり完結しちゃってるので、余韻的なのがあまりない。
直近で劇場で観た『ボウはおそれている』や『哀れなるものたち』は観終わったあともアレコレ考えたりして楽しめたものだけど。
なのでアッサリしてると言えばそうかも。
子供の無邪気でかわいらしいウソがとんでもないことに…
ホラー演出はまぁほどほどな感じ。
自分がお気に入りなのは、じわじわブラックインで何か蠢いてるヤツが近づいてくるシーンです。
あとはグロいシーンが結構あったりする。
そしてそれ以上に作品の背景がエグいかも。これと併せて『うわぁ~…』ってなるシーンは多い。
引っかかった点は、最初の犠牲者の『全てあなたのために』ってセリフ。
終わった後も、結局分からなかったw
もう一つはブレナン神父の接触。急すぎて、もうちょっとスマートにいかなかったものかとw
あと、伏線がめちゃ分かりやすかったりする。『いや、お前しかいないやん』ってレベルなので、その辺の要素に重きを置いてる人には物足りないかもしれないけど、それを補うかのようにその後の展開が濃厚。
判明してそれで終わり、って訳ではないので(まだこの作品を楽しめるんだ!と)ちょっと嬉しい作りになっていたり。この辺のマーガレット役の人の迫真の演技は見所。
何より自分が嬉しかったのは、双子の片割れが活躍しそうな続編の示唆がされてたこと。
これまでのオーメンとは違った展開がされそうなので、期待大!
サクっとホラー楽しみたいなぁって人に丁度良い1本かも。