昔の名作映画の前日譚や後日譚（特にホラー）は、単体の作品として良いものは皆無と思っていたけれど、これは70年代オカルトブーマーとしても大満足！
オカルトホラーの金字塔であるオリジナル「オーメン」への敬意も充分ながら、決してチープな真似事を盛り込むこともなくしっかり独立独歩、きちんと前日譚として偉大なる先達にバトンを繋げているのはお見事。鑑賞後改めてオリジナル「オーメン」を観たくなる。（なるほど、そういう仕組みになっていたのか…と笑）
全編を通して、聞こえてくるイタリア語や70年代ローマのカソリック修道院といった、気味の悪い雰囲気が作品を覆ってくれていてナイス。
最後の方で、往年の「オーメン」ファンの心が沸き立つ場面もあり♪（J.ゴールドスミスの名曲とあの方のお写真！）
主役の女優さんは初めて見たけど、清廉無垢な雰囲気の序盤からラストに向けて…！なかなか演技も上手いし、作中ほぼ修道女服だったけど実はかなり美人さんでちょっと注目。現代劇も行けそう。
