このレビューはネタバレを含みます
アメリカからイタリアの修道院に修道女となるべくやってきたマーガレットは孤児院で出会った少女カルリータにシンパシーを覚える
そんなある日マーガレットのいる修道院を危険視するブレナン神父からカルリータに危険が及ぶから気をつけるように警告をされ、やがて信じがたい恐怖が待っていたお話。
今更オーメンなんて誰が気にかけるのかと観る前は思っていましたが想像以上に良かったです。
ダミアンを生み出す理由が鉛の時代と呼ばれた混迷するイタリアという所がポイントで、なるほどとその理由には納得してしまいました。
観終わってみて1作目の認識を大きく変えられてしまうのも面白いです。
結末は分かっているのに妙に緊迫感があるのも魅力的で、けしてグロイわけでないのに嫌悪感を感じる描写があるのも素敵でしたね。
それと久しぶりにモザイクを観ました、あのモザイクに悪魔の手みたいなのがにょきにょき出てくるのはシュールなのか恐怖なのか分からなくてちょっと笑ってしました。
1作目につながるような箇所が随所にありましたが、ラストに分岐するようにそれぞれの結末が提示されたので、興行成績がよければマーガレットサイドの物語も描くのでしょうかね、気になります。
お勧めですが女性の方は少々気分を悪くされるかもしれませんのでご注意を。