美しい映画でした。シンプルだけど面白いホラーサスペンスにオーメンを超融合みたいな作品で、全体に漂う品の良さ、格調高さが凡百の安直リブート物との違いを感じさせます。
ストーリーも怖がらせ方もシンプルゆえに、不気味さとはどういう時に宿るのかを理解した演出、演技が際立っているように思いました。観終わった今、帰宅途中の静かな地下鉄車内が少し不穏に感じられる。実生活に支障をきたすレベルでは無いけど軽く影響を感じる塩梅が心地良いです。
何回でも観返したくなる破水シーンが爆誕するとは思ってもいなかった。マーガレットは全編通して美しいんですが、あのシーンは冒涜的な美しさが迸っていてヤバかったです。てかミアゴスばりに売れるんじゃないだろうか主演女優。ルームメイトも美しかったですね。実写版ゼルダのゲルド族やらせるなら彼女しか居ない。オーメン前日譚トリロジー始まるぞな終わり方が安っぽくて良くなかったですが、それはそれとしてマーガレットの活躍は今後とも応援していきたい映画でした。