渋谷裕輝

座敷鬼の渋谷裕輝のレビュー・感想・評価

座敷鬼(2023年製作の映画)
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【暗くて見えない。もったいない!】

◆あらすじ
とある古民家に泊まりに来た一組のカップル。美香子はそこで何者かの気配を感じる。管理人曰くそれは幸運を呼ぶ座敷わらしで、なぜだか女性にしか見えないらしい。しかしその日を境に美香子はあの時とは明らかに違う何かの気配を感じるようになる。

40分程の作品なのでサクッと見られます。

アマゾンプライムではかなり低評価でしたが個人的にはそこまで酷いとは思いませんでした。怖さは控えめでしたが内容はそれなりに凝っているし、役者陣がとても良かったです。
主演の田口夏帆さんは非常にお美しいですし、古民家の管理人役の中尾みち雄さんは雰囲気たっぷりで憂いを帯びた目や表情が印象的でした。

おそらく低評価の大きな理由は
“暗くて何も見えない”と“セリフが聞き取りにくい”
の2つではないでしょうか。

部屋などで電気が消えた状態だとほぼ何も見えず、「物音がするから見に行く」という時も何が起きてるのか分かりません。ワンシーンだけ一瞬ですが本当に画面が真っ暗になります。

低予算の作品はまず第一に“暗くて見えない”という問題を何とかしなければいけないのかもしれません。
そしてマイクの問題なのか終始セリフが聞き取りづらかったです。音量を最大にしても聞き取れないのは相当マズイと思います。

このあたりの問題が解決されたらもっと評価も上がるんじゃないでしょうか。
終わり方もキレイですごく良かったですし、座敷鬼の設定も面白かったので大分勿体無いと思います。