opoko

殺人鬼の存在証明のopokoのレビュー・感想・評価

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)
3.5
2024/05/04鑑賞、ミッドランドスクエアシネマ2

ゴールデンウィーク後半戦劇場参戦1回戦。
映画館に並んでいるチラシを見て、劇場参戦決定。
直前に情報を見たら、ロシア製作作品。芸術やそこに住む人たちには何も罪はないけど、現状ロシア作品を観ることで興行収入に貢献したくないという思いもあったのが正直な気持ち。

通常の土日以上に劇場は混んでおり、本作も席は6割程度埋まっていた。

ロシア単独製作の作品を観るのは始めたかもしれないが、そもそも俳優陣も誰も知らない。。

ストーリーは、十年前に発生した連続殺人と同様の手口の事件が発生。誤認逮捕だったのか・・・

雰囲気は、特捜部Qを思い出させる感じ。キャスト陣は誰も笑わないし、ジョークもない。そして映像全体がずっと薄暗い。室内のシーンが多いのは理解するが、外のシーンも天気は薄曇りっぽい。

ストーリー展開は、チャプター分けされ、過去と現在を行き来するが、キャストの風貌とかが劇的に変わるわけではないので、今どこ?と自分がしばしば置いていかれる。

さらに、最初は誤認逮捕か?!と再捜査を進めていくあたりは、捜査ものの面白さがあったが、双子とか、不倫とかが出始めると、なんだかチープな印象になっていった。
警察を辞して真相を追求するイワンの鬼気迫る変貌と追及はストーリーが再度盛り上がったが、結末はとっても納得いかない。
イワンは、イッサ捜査官のことを本当に尊敬していたのかもしれないな。
opoko

opoko