主人公が85歳、と耳にすると重い映画かな、と思ったりしますが、全然そんなことはありません。
コメディで楽しいです。
楽しいだけではなく、ほっこり心温まります。
昭和を感じる家も郷愁を誘います。
そして、1時間の映画なので、とっても観やすいです。
https://youtu.be/z-V-nwYAM5Q?si=C3IV46irSIYjBGvx
年齢を問わず、何者にもなれていない人、何かを成し遂げたと思えていない人であれば、背中をそっと押してもらえるかも。
以下、予告編にある程度に内容に触れます。
高校生の男女の中身が入れ替わる映画はどこかでありましたが、
本作では祖父(じいじ)と孫(キッペイ)の中身が入れ替わります。
年齢差のある2人が入れ替わることで、「人の存在価値」という深いテーマが浮かびあがってくるように思います。
タイトルも「べいじゅのでんごん」ではなく、「ベージュの伝言」と読みたいところが、また昭和の懐かしさを感じさせてくれます。
本作は役者になりたかった父の想いを娘さんが、息子さん(父にとっての孫)たちと叶えた舞台の映画化だそうです。
80歳を超えても夢は叶う!
制作エピソードも素敵です。
ちなみに、祖父と孫だけでなく、娘さんも出演されているそうです。探してみるのも楽しいかもしれないですね。