ホークスを好きになって20年が経ちました。
この20年間のホークスは強いチームでした。
短期決戦に極端に弱かったり、極端に強かったりしましたが。
交流戦では大体強く、全勝できるとすら思ったりもしました。
ですが、このドキュメンタリーのホークスは大体弱いのです。
何十年もBクラスに低迷し、監督を王貞治にしても負け続け、卵を投げられる。
そういうホークスが私の知っているホークスにどのようになっていったか、が語られています。
ホークスが強くなるにあたって、完全にクリーンな部分はないと思っています。
ただ、それが許された時代において、持てる力を全て行使した結果ですし、それに対して文句はないのです。
そういう部分を描くまでは難しいと思いますが、どのように「福岡」のホークスが成長したかを描いてくれています。
正直、ここ最近のホークスには憤懣やる方ない気持ちがあったりもしました。
でも、この映画を見て改めて気付いたのですが、ホークスは毎年毎年日本一になるチームではなかったのです。
先に書いたように、短期決戦で信じられない負け方を何度もし、最下位にも沈みました。
それをここ最近4連覇したおかげで、ホークスの少し脆い部分を忘れていたのです。
かといって、チームとして改善すべきところもあると思いますし、少し低迷するかもしれません。
それでも、次の黄金期のネタになると考えてプレーを見るしかないのです。
強いけど脆さを抱えたホークスの一代記として。