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スカーレット
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『スカーレット』に投稿された感想・評価

第15回京都ヒストリカ国際映画祭で、日本初上映(1回上映のみ)
2024年1月27日(土)

京都ヒストリカ国際映画祭公式サイト
https://historica-kyoto.com/films/10864/

第75回カンヌ国際映画祭監督週間オープニング作品

この作品の主人公を演じるジュリエット・ジュアンは、映画初出演の初主演ですが、その脇を固める俳優陣が充実している。まずは、ルイ・ガレル。『オフィサー・アンド・スパイ』『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』と出演作品が日本公開されていますが、監督としても活躍していて、『イノセント』原題:L'INNOCENTが、第5回映画批評家月間で上映されていた。また、ノエミ・ルヴォウスキー(『マチルド、翼を広げ』)、ヨランド・モロー(『セラフィーヌの庭』)など演技派が揃って盛り立てている。監督は、『マーティン・エデン』が第76回(2019)ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選出され、主演のルカ・マリネッリが最優秀男優賞を受賞したピエトロ・マルチェッロ監督

詳細記事(Newspicksコラム) https://newspicks.com/news/9444862/
[フランス、緋色の帆を待ちわびて] 60点

ピエトロ・マルチェッロ長編三作目。第一次世界大戦の帰還兵ラファエルは、妻マリーは疎開していたノルマンディーの田舎村まで赴くが、マリーは既に亡くなっており、ジュリエットという乳飲み子だけが遺されていた。どうやらマリーは地元のバー店主にレイプされたことが原因で亡くなってしまったらしいのだが、なぜか責められるのはラファエルとジュリエットと二人の味方たちなのである。ラファエルは沼地で溺れるバー店主を無視したことで、村での立場が余計に悪くなってしまう。優れた木工技師であるラファエルは仕事も奪われてしまい、幼い娘と共に木のおもちゃを売りに行くことで生計を立てていた。やがてジュリエットは成長し、森の魔女から"緋色の帆が貴方を村から連れ出すだろう"という予言を受ける。という話だが、各挿話がシンプルすぎる上に最後まで方向性が定まらず、全体的に物語が深みもなくボンヤリしている。主眼が置かれるのはマリーの眠る地にいたいラファエルとこの地よりも大きな夢を持つジュリエットが互いを思いやりながら中々言い出せないでいるという親子関係にあるが、そこも多くは語られない。外世界及び"緋色の帆"を飛行家ジャンが担当し、彼との出会いがジュリエットの人生を変える!というのも描き方がシンプルすぎるので唐突な印象を受ける。というかそもそも、ジュリエットは予言なんか打ち破って、緋色の帆なんか待たずに自分で飛び立てるような人物として描かれているので、緋色の帆を待たせるのも謎。初めてジャンに会ったときに真っ赤なドレスを着ていたので、"自分が帆という意味か!"と思ったのになぁ。そんな感じで必要な描写は足りてないのに、フレアを入れて風景を撮る河瀨直美みたいなエモエモショットを乱用していて、他にやることあるだろと思うなど。まぁ、前作『マーティン・エデン』も雰囲気映画だったので、マルチェッロの実力的にそんなもんかと。三度ある窓枠越しのフレーム内フレームショットは良いのと、本作品がデビュー作となったJuliette Jouanは非常に魅力的。
リコ

リコの感想・評価

3.4
ヒストリカ映画祭にて鑑賞。
この映画祭は、歴史ものの映画にフォーカスしている特色があるが、こちらの作品も「古い物がちゃんと古く見える」という点で、ラインナップにふさわしい映画だと思った。

前半はヒロインの父が戦場から帰還するところから始まるが、いかにも前時代的なヨーロッパの農村の風景もさることながら、父親の衣服、くたびれて所々ツギハギのあるシャツやハンチング帽に目を奪われて、一気に20世紀初めの世界に引き込まれた。演じる俳優さんもすごい存在感、重量感。
ヒロインのジュリエット・ジュアンがとても神秘的な美しさのある女優さんで、よくぞ発掘してきたなと思う。それだけに、しりすぼみな結末が残念だった。農家の女主人(ノエミ・ルボフスキー貫禄)やロマの母娘など、印象的な女性たちが描かれるので、そこはもっと現代的にフェミニズムによった作りにしても良かったのにな。
ルイ・ガレルは完全にゲスト枠。