悪徳コンサルにハマってしまい事業の経営権を譲渡するばかりかかわいい盛りの娘を連れて裏の顔であるカルトに入信しようとする夫を救え！というお話
いちおう前職がコンサルだった身とすれば、そうそう悪い人ばかりではありませんよと言いたくはなるものの、虚実織り交ぜて甘い汁をちゅーちゅーしようとする連中がいることも事実、そしてそういう悪いヤツの描き方は十二分に素晴らしかったと思います
いやそもそも「我々はマイクロソフト、アップル、グーグルにも指導してきた」なんて言うやつらはその時点で放り出せ！
ということからわかる通り、夫は基本的にバカです
ついでにいうと妻は妻でヒステリックな面もあり、劇中でまともなのはかわいい娘ちゃんだけです
しかしそんなヒステリックな妻が空回りしつつもコンサルへの対抗心と敵愾心だけで家族を取り戻さんと大活躍するシーンはそれなりに楽しめます
クライマックスこそやや肩透かしの感はあるものの、まあ課金した元はとれたかなと
というかですね、そんなこんなお話より何より、この主人公家族がバラバラになる前の団欒シーンで、なんと家族で『ビーチシャーク』を見てああだこうだ言っているシーンがあるのです、もうこれだけで最高じゃあないですか？
鑑賞後は妻も娘も的を射たことを言っているのでぜひその目でご確認ください
いやこの脚本家はなかなかの好き者ですね
