千里

鈍色ショコラヴィレ ビエンナーレの千里のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版は未視聴の状態で鑑賞(主演もキャラ違うから多分関係ないのかな?)。本作は金沢をショコラの街にしたいという人たちの想いから生まれたプロジェクトの中の一つの施策とのこと。町興し作品でもあるのかな?悪くはなかったが、物語としては特段金沢である必要性はなかったように感じてしまった。

出版社に勤める主人公が、金沢のチョコレート×アートの特集記事を書くに当たり、チョコレートショップの面々やキュレーターの仕事をする人たち、アート作家の方々と出会い、共にイベントを企画して成功させるまでが描かれる物語。確かに金沢である必要性は有りそうではあるけど、話としては金沢である必要はなかったかなというのと、金沢である必要性を謳うならもっと金沢の魅力を見せる画が沢山欲しかったかなと。お仕事の場面は沢山出てくるけど、そこまで金沢の街並みが沢山見れるわけではなかったので、そこは残念。

イベントの当日までに様々なことが起こるけど、キュレーターの仕事をする黒岩さんが一人で抱え込んでしまうから起こるトラブルが多く、またそこまで苦労せず解決もしてしまうので、イベント成功のカタルシスはちょっと弱かったかなと。

その上で、人間関係面で黒岩さんが仲間を頼るようになったところは良かった。あとアート作家の森の青空の作家2人のキャラ可愛すぎない?ずっと見ていたくなる可愛さだった。あとドンブラ後初めて映画で宮崎あみさちゃん見れたのも嬉しい。

舞台挨拶にて、アート作家の森の青空の舞役の元AKB48の篠崎彩奈さんが、AKB卒業後の女優として初めての舞台挨拶だったそうで、その場に居れたのは嬉しかった。また、金森監督から本作が作られた経緯が丁寧に語られたのも良かったな。
千里

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