Hina

日本女侠伝 侠客芸者のHinaのレビュー・感想・評価

日本女侠伝 侠客芸者(1969年製作の映画)
4.3
惜しいーっ!100番逃しちゃったーʬʬʬ

元祖スタアの恋?:D
これって平成に置き換えたら藤原紀香さんのスタアの恋みたい。
私たちが元祖と思っているものなんて、全然元祖じゃないんだと思い知らされる。w

藤純子さん、こんなに綺麗な方だったなんて。大きな盃でお酒を飲むシーンの口をつけるところが元祖アヒル口𖤣𖥧綺麗すぎてうっとりしてしまいました🫣

こんな名作がWikiにも残ってないなんて:_(

終盤の藤純子さんの赤獅子と健さんの殺陣が交差するシーン。
崩れた口紅の顔アップで「終」。
こんな洗練された演出が、今に残っていないのはもったいなさすぎる。

伝わらないのかなぁー。もうこんな映画は求められていないのかなあ…

戦争には負けたけれど、純粋な日本は捨てたくない。というような気配がまだ残っている時代の純日本映画。
「炭鉱」は海外の技術に飲まれた文化だし、「ピストル」だって海外の技術で、それがなければ戦争なんてできもしなかった。そんな海外への嫌悪と尊敬。それを取り入れているのは、日本がしっかり戦争に敗けたということを認めている証なのではないだろうか。
その上でまだ守っている着物と芸の文化。
男に依存しながら、それでも私たちが強くなきゃ男だって立っていられやしないと芯を持って生きる女。

正直、どんなに強がっても、ここまでの先進国にしてくれたのは日本男児の力があってと、私は思っているのだけれど、
それでも女に生まれて良かったと、こんな格好のいい女性でありたいと、思わせてくれる映画でした。

藤純子さんの舞いは多分私は一生、何度でも観れる。映像に残っていなかったら見られなかったものが、残っているから見られる。映画って、ほんっとうに素晴らしいものだと思う。

長くなっちゃった笑
Hina

Hina