鍋山和弥

日本女侠伝 侠客芸者の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

日本女侠伝 侠客芸者(1969年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

女芸者の、団結力。『シンジ』の、曲げない信念から、その団結力が、生まれ、日本の女性は、強いなぁ~と強く感じました。女性って、本来、か弱い者じゃなく、男尊女卑に耐える、強い者。それが、分かる作品ですね。そして、義理堅い、『セイキチ』。やはり、義理堅い男は、カッコいい。最近、ネットに、よく見かける文章に、『最近の日本に、義理と人情がない』と、書かれてるのを、見かけますが、この作品内の、『オオスガ』のような人は、この時代にもいて、義理と人情は、失われたのではなく、『セイキチ』のように、『オオスガ』に、葬られたのではないか?と考えています。きっと、現代も、・・・・。義理も人情も、人情無視する者には、葬られやすい。『セイキチ』のような人が、『オオスガ』のような人を、命をかけて、打つということは、なかなか無い。ましてや、現代のように、複雑な社会では、尚更。義理を、重んじる者は、利益しか考えない者には、葬られるのです。もちろん、利益しか考えない者は、尊敬できませんが、・・・・。きっと、義理を、重んじる者は、葬られてますよ。目立たないだけで、・・・・。きっと、いつの時代も、変わりません。でも、心を、大事にするなら、義理と人情は、大切です。義理と人情が、無くても、うまく世渡りは、できるかもしれませんが、僕は、尊敬しませんね。
鍋山和弥

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