オランダの監督、アレックス・ファン・バーメルダムの最新作。
この監督の作品を観るのは初めて。
主人公ギュンター(トム・デュスペレール)はとある街の劇団員。
舞台公演間近で稽古に勤しみつつ、共演者で演出家の妻と不倫していたりする。
ギュンターには一人娘がいるが、片方の肺が極端に小さな状況で生まれてきた経緯がある。
やがて、ギュンターの不倫が共演者仲間にバラされ、彼の役は大きく変更されてしまう。
怒ったギュンターは、バラした共演者を舞台本番中にある復讐することを計画するのだった。
果たしてギュンターの計画は成功するか否か、なんてことはもうどうでもいいくらい、奇想天外な展開が待っている。
とにかく未見の方は、これくらいの知識でもって観ることをお勧めする。
ご覧になった後は、鑑賞した方同士であれこれ考察するのもまた楽しからずや。
ということで、本作は観ただけでは終結しない。
あれこれ考察することで完結するのだ。
それにしても、ヴァーホーヴェンにしろオランダの監督って、ヘンな人ばっか(褒め言葉ですよ)だな。
って、2人しか知らないけれど。