英国は、フットボールとシェイクスピアを生んだ。
サッカーを題材にした演劇はたぶん初めてで俺は嬉しい。けど客はまばら。それぞれのファンは重なってないんだろうな。
ナショナル・シアター・ライブはほとんど見ているが、なぜかいつものおばちゃんの解説がなくて寂しい。
イングランド代表は、2014年までのワールドカップで3度のPK戦すべてに敗北し、ユーロでも4度のうち3度敗北していた。
さらに1996年のワールドカップ準決勝の敗因は、この舞台の主人公サウスゲート監督がPKに失敗したからだった。
そういう事実があり、試合全体ではなくPKだけなら舞台化しやすい。題材や設定が絶妙である。
電光ボードの表示は分かりやすいし、決定的な場面での人力ストップモーションは効果的。
イングランドのプレミアリーグと言えば2016年、レスターが創設132年目の大番狂わせで初優勝。それが決まる可能性があった試合を、マンチェスターまで見に行ったことがある。
その年にレスターで大活躍だった岡崎慎司が先月、引退を発表。シンジのガッツが大好きだった。いままでありがとう。