せんにん

空港の魔女のせんにんのレビュー・感想・評価

空港の魔女(1959年製作の映画)
2.5
同時代のアメリカのフィルムノワールを模したような作品。
偽札って現代だと(とりわけ日本だと)ピンとこない設定なのだけど、当時はリアリティあるものだったのだろうか。

影のある設定の健さんだが、最後まで立ち位置が分かりづらく、観ている側としてはそれが故に展開全体がぼやけてしまうかのようだった。

後世の「幸福の黄色いハンカチ」や「駅」頃の健さんならサラリと演じられたのだろうけど、まだまだ「高倉健」になっていない頃はこんな感じだったということで。
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