このレビューはネタバレを含みます
フィルマークスの試写会にて。
粋な計らいを感じたため3.4。長澤まさみさんが「ここで観られて良かったと感じてもらえたら」というのに納得。
家で見ていたら3.0〜3.2かな。
THE 台詞 と感じるところがあり違和感。
素晴らしい俳優さんたちをもってしても自然体の会話から遠かった。
アキラの部屋、父の部屋、ショウリの部屋、海など「この絵を撮りたいんだ」という気持ちを感じられた。
ショウリの部屋のシーンはたいへん好みと合致していた。
フィクション上でのヤクザが好きなのでうれしかった。かっこいい。
会話が出来たり触れたりできる瞬間は対象者がコチラと近い、ということかな。
リョウは発熱、ナツミちゃん(だったかな。ナナの友だち)は飛び降りる直前。
家々の距離感が「?」だったけれど、まあ飲める範囲。この場所に辿り着いているけれどアキラの牧場は全然無事そう。車で被災地と行き来しているからまあまあ距離あるのかな。
死んだときの服装なのだとしたらみんなラッキーだったな。
ショウリが父の誕生日にスーツに着替えていたような気がしたけれど、まあ良いか。
場所もみんな死んだ(役目を終えた)場所。
夜の街のランタン、廃遊園地、やりたかったんだろうな。
映画監督になりたかったという監督。
作品内で映画を「過去と未来を結ぶもの」と位置付けた。
映画監督をリリーフランキーに演じてもらえるの感極まっちゃうなと想像。
最後に関係者たちが関係を持っているの素敵。ナナちゃんはなんで生きてるんだろうな。「未練」が生きることだったのかな。
したいこと、見せたい絵、描きたい物語、わかるけど深くツボに刺さる映画ではなかった。
涙もろい私が泣かなかったのは台詞回しかな……わからない。
追記
書いてない思ったことがあった。
「娘が赤ちゃん産むまで行けない」
って留まることを許されていたので、どうしてリョウが死ぬまで見守ってくれないんだろう。