いち

パレードのいちのネタバレレビュー・内容・結末

パレード(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

はー……良かった。心が洗われる映画ですね。
ラストの良くんが観ている波音のシーンはやっぱりナナちゃんがマイケルへのオマージュであのシーンから初めてくれたんでしょうか。
マイケルの映画普通に観たい。「テレビは流れるもので、映画は残るもの」いいこと言う。
エンドロールの各カットで、自分には見えないはずの世界にいる一人一人がしっかり見えてしまいました。

描き方が本当に普通の人間なので、え?なんで喋れんの?とか、この世界の人どこまで普通と同じ感覚でいけんの!?とか、時たま混乱したけど多分深く考えず大事なとこだけ受け取ればいい。
舞台もしっかり狭間感あって非現実的過ぎず現実的すぎず、ファンタジー過ぎずリアル過ぎずとても良かったし、丸め込み方まで含めて登場した一人一人を大事に大事にしためちゃくちゃ優しい映画でした。
最後1人になってしまったアキラがその前の人生も含めて不憫すぎる気がしてしまうけど……だって良くん大卒?高卒?の大きさに成長し、ナナちゃん爆進化するあの時代までオトンの執筆待ちしてるんでしょ…どんどん追加の人は来るだろうけど、初恋の人も見送った後に1人でまた大量に記録を残しながら……孤独すぎやしないか。
個人的にアキラに肩入れしてしまったのでちょっと気になりすぎてしまう。
あと、ネトフリオリジナルにしておくにはもったいないて……ロードショーしたらいいのにと思ったので星マイナス1。

とにかく、人の優しさに触れたい時にオススメしたい映画である事は間違いないです。
いち

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