lalalalabomba

パレードのlalalalabombaのレビュー・感想・評価

パレード(2024年製作の映画)
3.3
この世に強い未練を残したまま死んだ人が一時的に集う場所がある。
そんな世界での出来事をファンタジックに描く。長澤まさみは息子を残したまま津波に飲まれて死んだシングルマザー。
仮の世界にいる人はこの世の人には見えないが仮の世界の人はこ生きてる人に触れることはできないし声も聞こえない。
しかし,車を運転して街まで出掛けることはできると言うふんわりした設定で、ストーリーも映像も二度寝ししているときの微睡のようなぼんやりした気持ちのいい作品。
喜怒哀楽を刺激したりいきなり目が覚めるようなことも起きないまさに微睡むように進む。映画の撮影のクダリはちょっと冗長で不要にも思えた。
作者の思い入れのようなものがあるのかもしれないが、そんな思いのようなモノは一切排除して本当に二度寝のベッドの中でぬくぬくしているような映画にして欲しかった。
二度寝の微睡には2時間はあまりに長いし、整合性に疑問のエンディングも不要と思う。時折名作の面影を見るような感じでもどかしかった。
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