「新聞記者」からの藤井道人監督／河村光庸プロデューサー（22年に急逝）のラスト作品。
音楽は「余命10年」で組んだ野田洋次郎にラブコールでの再タッグ。
藤井組初参加の長澤まさみと、「余命10年」「ヤクザと家族」などで藤井監督が信頼をおく、坂口健太郎/横浜流星/リリー・フランキー/寺島しのぶ/田中哲司など主演級のトップ俳優陣が集結。
東日本大震災？を題材に、突然大切な人を失った人達の想いをファンタジーとして描き、河村プロデューサーという盟友との別れに対する感情が込められた作品となっている。
実際この作品を企画してた河村氏の死後二日後に、本作の脚本を書き始めたという藤井監督。
藤井さんらしい構図、美しい画とライティング、とても感動的で“悲しい苦しい…けど前を向く”という良作なのだが…。
何もかもが完璧なファンタジー過ぎて、、リアルに苦しい想いが続いてる現実の人たちには「救いになるのかな？」とちょっと思ってしまいました。（…俺は心が捻くれてるなー…）
