生きているうちは、いつか実現するだろうと根拠のない自信のようなものがあり、やらなければならないことから目をそむけたり後回しにしてしまう。
しかし、死んでしまうとそれが永遠に叶わないことが確定し、未練となって残るのかもしれない。
こと宗教観が薄いと言われがちな現代日本だが、來世や前世、死後の世界に、神の存在より人との縁を描いたほうがしっくりくることに日本人らしさを感じた。
ちょっとばかりの未練を残して、わちゃわちゃするのも楽しそうだ。
大手映画会社ならば企画段階で弾かれそうなものでも見ごたえのある内容で映像化される。配信時代はありがたい。