きなこもち

パレードのきなこもちのレビュー・感想・評価

パレード(2024年製作の映画)
3.3
こういうファンタジーな世界観に触れて心癒されたくなるときもあるよなあと、それがちょうど、というほどでもないけどまあ少し今に当てはまってスッと入ってきた感じ。

遺される側は二度と会えない現実が本当につらい、それでも自分の時間は進んでいくし、遺す側は未練があっても晴らせずそこで時間が止まるし。
喪失体験は本当に痛くて苦しいけれど、進む時間のなかでも故人の愛は現世でもずっと生き続けていて(表現難しい)、それをふとしたときに感じながら遺された自分の人生を大事に過ごしてもらえたらいいなあと思ったのでした。
一緒に過ごせた幸せが、喪失の悲しみに飲み込まれてしまわれませんように。