ゆとりへ

パレードのゆとりへのネタバレレビュー・内容・結末

パレード(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


この映画は震災もテーマに作られてて生と死の2つの世界で描かれてる。
現実と死後の世界の狭間のような場所で未練の残ってる人達がいてて
それぞれの未練を周りの人達が優しくお互い支え合ってる世界の中で未練をなくせるように助け合う映画
その中には抗争、病気、自殺、災害、など死の原因は様々だけど、未練の対象はみんな誰かを想っていたところも良かった。
この映画の上手くできているところは
死後の世界の狭間にいてる人を小さな子供はいわゆる霊に近い存在として見えてる所。そしてその人がいる空間は怪奇現象の様に、光が鼓動の様に光動いてる所がちゃんと作り込まれてていい。

この映画は希望でもある。
死は日常のすぐそばにいてて誰でもその死に触れられる、触れてしまえるほど近い存在。
死を知ったとき、絶望に直面した時に、こういう世界があればいいのになを映画にした感じ。
死後の世界なんて誰も知らないし、なにもないかも知れない、でも本当にこれに近い世界があるのかも知れない、不可解な事もあるくらいだから否定も肯定もできない。
でも否定するよりこの場合は肯定したほうが皆んなすこしでも幸せになれると思う。

いろんな感想がでてきたから
自分の中ではいい映画だと、、!
最後の病室で目覚めてからのシーンからは
想像してなかったからそれもまたいい終わり方になったと思う!
あと俳優陣の役がみんなうますぎる、特にリリーフランキーのキャラ作りと最後の涙堪えてるシーンとかうますぎる…!
そして野田洋次郎…
ゆとりへ

ゆとりへ