このレビューはネタバレを含みます
正直なところ「可もなく不可もなく」という感じでしたが、『アマンダと僕』以来ずっと好きな俳優ヴァンサン・ラコストと、つい先日見たばかりの短編『女と犬』(1991年)に出演していたサンドリーヌ・キベルランをまた見ることが出来ただけで、個人的には嬉しかったです。
そんな二人が演じるマルタンとクレールが出会い、そして殺人事件の真実を追うバディとしてコンビを組むことになる一連の流れには、正直ちょっと無理があるとは思いましたが、まあそれでもなかなか無い組み合わせで面白い設定なので、ストーリーが進み出した頃には「まあ、いいか。このまま楽しもう!」となりました。
最終的には結構大きな話に発展して大逮捕劇につながるわけですが、派手なアクションとかエッジの効いたカメラワークで魅せるという感じではないところが(フランス映画っぽい上品さがあって自分は好きやけど)アメリカや韓国のクライムムービーを見慣れている人には物足りないかもしれません。
しかし、あのおばあちゃん、メモの内容覚えてなかったんかな?🤣たぶんロッカーか私書箱かなんかの番号が書いてあっただけやと思うけど。そんなユルい終わり方も、まあ嫌いではありません。