第14回MyFrenchFilmFestival(MyFFF)にて。
アドマ・ゾッコラ住宅の住人を支援するため開催されたボクシングの試合とその選手に焦点を当てたドキュメンタリー。
ボクシングの選手は労働総同盟のメンバーだから社会運動との距離が近い。本作の対象となる住宅についてもおそらく立ち退き問題があるのだろう。
それに対しての支援がボクシングの試合という斬新さ。社会運動は当たり前にデモや説明会による対話だけではない。そして驚いたのだが、メンバーの多様性。普通にアフリカン系がいて、トランスジェンダーがいる。フランスの現状が窺える。
だからこそ移民排斥運動も高まっていると思いつつ、社会と闘うために私もボクシングを習わないといけないと思った。