おらおらせきタン

ロードハウス/孤独の街のおらおらせきタンのネタバレレビュー・内容・結末

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

元UFCファイターでありながらいまや地下格闘家に身をやつしているダルトン、荒くれ者に悩まされているロード・ハウスの用心棒を依頼されるが...
作中何度も言及されているように、荒くれ者に支配された街に訪れその支配から街を救って去っていくという大まかなプロットは明らかに西部劇をオマージュしているのだが、現実はそう「理想的」なものではない。ダルトンは自身も自覚しているように、キレたら何をするかわからない男、友人すらも殺しかけた者が暴れてしまっては守るべき場所も破壊してしまう。
ダルトン演じるジェイク・ゲレンホールはそうした狂気性をものの見事に演じているし、ラスボスにあたるノックスを演じるのは元UFCチャンピオンかつ問題児のコナー・マクレガー。当然格闘シーンのクオリティはとにかく迫力があり、(良い意味で中身がない映画とではあるが)観たいものが見れたという満足感は非常に高い。