nu

新凱旋門のnuのレビュー・感想・評価

新凱旋門(2023年製作の映画)
-
青紫(?)の色調を使って描かれる街と顔のない通行人たちに対し、赤を使って描かれる主人公と芸術作品は活き活きしていた。代わり映えしない高層ビルの数々によって街の魅力が埋もれてしまったことを嘆いているのは確かだ。しかし、それと同時に埋もれたものに気づくことの大切さ、気づける人びとがまだいることへの希望を示しているようにも思えた。ボイスオーバーで通すことで、画と音声それぞれに集中しやすい作品だった。
nu

nu