🌙2024.03.2_24-52
とある姉妹のドキュメンタリー
第三者によるナレーションも無く、カメラに向かって彼女たちが直接話すシーンも無い。それどころかカメラ目線になる事もほとんど無く、本当にその場にいてリアルな等身大の生活を覗き見しているような感覚になる。カメラの存在感が無さすぎて、脚本があって演技している映画のようなドキュメンタリー映画。
それ故に山場や伝えたい事とかは分かりにくい静かな映画。何かを得るために見る映画じゃ無くて、こういう暮らしをしている人たちについて知りたい人たちが見る映画って感じ。
撮り方の構図とかが凄く好きだった。あえてこれを映しているんだろうなというセンスもとても好き。
女性船乗りの苦労を泣きながら語る主人公が辛かった。組合に伝えても適当に流されるだけなのがより辛いな。
この姉妹と妹の娘が幸せに暮らせると良いなと思う