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長靴をはいた猫のkakukoのレビュー・感想・評価

長靴をはいた猫(1969年製作の映画)
3.7
魔王の城でのドタバタ決戦が楽しすぎる。
勢いよく走って二段ジャンプして建物にしがみつくやつやっててテンションが上がるな、ルパンで屋根から屋根へジャンプするやつを感じる。
鍋でガードして剣が曲がってその場で打ち直すのおもろい。
ギャグ監修のクレジット初めて見た。
ところどころぬるぬる動く、ディズニーを意識してる感が伝わる。
特に明確な理由なく虐げられているピエールつらい、閉鎖的な空間だからいじめが発生してしまっている感じなのか。
嘘ついて順調に物事が進むのすごい罪悪感あって、それがピエールの気持ちと重なるので姫様に正直に話した時の開放感すごい。
姫様懐でかい。
王様があんな募集かけるから悪いな。
やってることは酷いけども、ルシファも被害者と言ってもいいくらい。
あんなに嫌がってるのによく結婚しようとするな。
後半はずっと走って登って、ここぞというときに縄が切れたり、朝日がなかなか昇らなかったりでハラハラドキドキです。
自分の体より完全に小さい穴から無理やり出てくるシーンとか後の宮崎駿様の作品で使われてる表現が見れた。
ペロの口車。
こんな出来事があったら惚れますわな。
ピエールが中性的で服脱ぐまで本当に男なのか信じられなかった。
ピエールの序盤の眠そうな目から後半のキリッとした目になっていくの良いな。
白馬で激走してるのよかった、馬が止まるのと魔王の城が交互に映される演出良いですね。
ピンチの連続が楽しい。
全員で勝利を掴んだって感じで嬉しい。
塔の螺旋階段を登るシーンは猫の恩返しのクライマックスっぽくてリスペクトを感じた、同じ猫作品だからかな。
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