私もBIGBANGのペンだった。でもバーニングサン事件が起きた時にはもう離れていて、彼女達の衝撃とは程遠いけどインタビューに答えていた彼女のように、そうかもしれないそんな気もしてたと思った。いや、正確にはジヨンペンで他のメンバーも好きだったけど、お調子者でマンネの彼には1番気持ちが無かったから、あ、居なくなると思った。そして事件を調べるうちにここまでやる人間だったとは、そんな彼をライブで笑顔で迎えていたのかと。豆腐と言われるアイドルを私は一人しか知らないけど、彼の事件も当時タイムリーで見た。でも日本のペン界隈では事件をほとんど無視していて、私もそっとフタを閉じたけど、顔を見る度に薄っすらとした嫌悪感がほんの少しだけ漂っていて、結局少しずつ遠ざかっていった。このドキュメンタリーの彼女達はちゃんと怒っていて、相手をしっかり罵っているのがとても良い。BIGBANGのマンネに対して同じように思っていた事ハッキリと言ってくれてちょっと笑ってしまった。ペンサで彼女たちに掛ける言葉は、そこは本当に大事なポイントなのに、言動が伴わないのはペンに対する激しい冒涜だ。そこを怒っている監督もかっこよかった。罪を犯した推しは決して許されないけれど、幸せと癒やしでできていた推し活の世界を現実と社会と融合させて辿り着いた今を大切に、自分達を認めてあげるのも良いと思う。NOと言えた自分達を褒めるのも必要じゃないかな。ヨーグルトマッコリのくだりが楽しすぎる。マンチェスターバイザシーのポスター、ケイシーアフレックを隠してたのもハッとする。
