めっちゃ久しぶりにシアターイメージフォーラムに来た。
今作を観るために。
有楽町に行く予定を急遽変えたためギリギリで富士そばに行く余裕すらなかった😅
しかし、それを置いても、もう共感しかないし色々考えさせられたし、韓国と日本の感覚の違いみたいなものも感じられたし、めちゃくちゃ良い作品だった。
このニュースを知らない人のために言っておくと、当時かなり韓国芸能会を騒がせた性犯罪。BIGBANGのV.Iは日本でバラエティーなど出てたし当時活躍していたので知ってる人は多いと思う。その関連で捕まったのがチョン・ジュニョン。監督はこの人のファンだったようだ。
次々と明らかになる内容が酷くて、まぁびっくりしたのをよく覚えてる。
私は韓流15〜6年だけど、俳優のファンしかやったことがないので、歌手やアイドルの話は失礼ながら対岸の火事。
今まで推してた日本のアーティストたちは、クスリで捕まった人はいたけど、愛人がいたり不倫したりしてる推しのバンドマンはいるけど、幸い性犯罪者になった推しはいない。
地味ながら、この作品の言葉で言うところのある場所では"成功したオタク”の経験もさせてもらったことはある。
しかしながらアイドルとはもろもろの総数が違うので、アイドルの成功したファンは相当な消費だろうななどと思いながら観ていた。
対岸の火事ではあるけど、だけど他人事ではなくて、笑っちゃったところもあるけど、ちょっと泣いたりもした。
いや実は冒頭からすでに泣きそうだった。
当時のニュースを深くではないけど見ていたのもあって、なんか本当、ファンは大変だったんだなあって。しみじみ感じた。オタクだけにオタクの心情が分かるのでかなりぐっときた。
監督が身近な友達なんかを中心にインタビューしているのが生の声が聞けて、とても伝わる作品になっていた。
しかも笑いも入れるって監督として上手いなと感心した。
クスリはヤバいけど主にあれは他人を傷つけるものではなく、不倫も場合によってはマズイけど犯罪にはならない。
しかし、性犯罪となると特に女性としてはかなりショックが大きい。
そりゃあ、普通に考えてファンも辞めるだろう。
しかし、思い出や思い入れが沢山あるから忘れられない、グッズを捨てられないというのもものすごくよくわかった。
かつての推しの思い入れの深いグッズは捨てられないのと似た感じではないかと思う。
誰かを真剣に“推し”たことのある人なら共感するはず。
当時の韓国の騒動を知っていれば尚のことこれはグッとくる。
なんてったって、できるだけ行きたくない若者の街になった渋谷、しかも坂の上にあるシアターイメージフォーラム息切れするし、ちょっと行くのはめんどくさい。
でも心当たりのある人は是非鑑賞をおすすめしたい作品。
