これはKPOPや韓国文化にある程度の馴染みがないと
出てくるオタクたちのことが全く理解できないのではないかなと思った
第三者視点のドキュメンタリーというよりも
監督も渦中のオタクである当事者視点で撮られたエッセイ的な作品に近い
当時私はそれほどKPOPには詳しくなかったし
でもこの事件のことはなんとなく当時の報道やネット上のざわつきで知っていた
それぞれのオタクたちを巡るだけではなく
報道した記者に謝りに行くというのは
とても驚いたし面白いアクションだなとおもったけれど
つい先日、BBCの記事でこの記者の人への誹謗中傷が凄まじかったという背景を知り
監督の行動やこのシーンを入れた意味がわかった
そもそもオタ活っていまや(というか昔からも)
こうやって仲間と語り合う青春的なニュアンスが楽しさの一因だったり
健康的なオタ活ではあると思うので
彼女たちが過去から現在までの気持ちを吐露しながら
ご飯を食べたり語り合ったりすることも少し楽しめるような精神になっているのであれば
それは健康的に成功したオタクなんだ
事件には関係のない序盤やラストに出てくる推しのペンラやセンイル広告にどきりとさせられる
