壁炒飯

π〈パイ〉 デジタルリマスターの壁炒飯のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

カット割と音楽がかっこよかったです モチーフ自体はしっかりしてるからアート映画だのカルト映画だの言われてる割に見やすかった
数字は万物の言語であるが故にすべての物事は数字に置き換えることが出来るすなわちすべての事象は法則で理解できるキリッと言っときながら暗算芸を要求してくるガキ、無遠慮に話しかけてくる他人、うるさい隣人、壊れるパソコン、そして治らない頭痛に振り回されまくる主人公が面白かった。
やはり孤独には生きられないカオスがそうはさせないというようなものを感じる。そういう話じゃないのかもしれないが、こういう一つのことで二つ以上のテーマを感じさせる(そのように思える)映画すき。
孤独に生きていくためにも株やってるのかもしれないけど、大負けした(予測しきれない)みたいな観客の共感を呼びそうなエピソードがなかったのも個人的に感触良かった。モーセ五書?が数学とつながってるみたいなダヴィンチコード的なアイディア、どこかファンタジックなコンセプトがぶれずにラストまで突き抜けられていました
もう一回見たい
壁炒飯

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