結論、「真相は分からないが死刑制度には無理がある」に尽きる。
本当にどちらとも取れる状況、警察の「その後同様の事件が起こってないことが何より確信が持てる」というのがとても説得力を持って感じられたが、死刑執行せずにいればもし犯人だったとしても真相の断片を引き出すことができたかも…と思うし、急いで執行されたことに警察側の事情がありそうな感があって、何か隠しているのかと怪しんでしまう。
科学者の立場では、信用性が薄いがインパクト大な技術を世に出す責任の重さが辛かった。それらしい結果が出てしまえば、あとから撤回しようとしても遅いという…不正確なDNA検査が決定打になった冤罪事件、いくつあるんだ。
