緑

正義の行方の緑のネタバレレビュー・内容・結末

正義の行方(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

5分遅刻して入場。
見逃した5分は飯塚事件のあらましの
説明だったものと思われる。

警察関係者/元死刑囚妻/
西日本新聞社員記者/弁護士/
DNA鑑定の権威らへの
インタビューを基に構成した
飯塚事件の検証ドキュメンタリー。
テレビ版は未見だが、
ドラマ「エルピス」を思い出した。

150分超だというのに
長尺が気にならなかった。
エンドロール前にタイトルが出てきたときは、
もう⁉︎ と思った。
もっといろんな証言を聞きたかった。

警察関係者は皆有罪を疑わない。
その疑わなさが怖い。

西日本新聞の報道局長が恰好いい。
検証記事の連載を始めるときや
続ける中での困難を打ち破って、
やるべきことをやっていた。

弁護士たちの再審請求が
遅れをとったのは本当に痛い。
異例の早さで執行されたとはいえ、
死刑判決が出ている事件の再審請求は
何をおいても急いでするべきだった。

ポリグラフの精度は90%から95%とのこと。
これが本当なのだとしたら、
全ての判事の退官時に
それまでに下した判決の真偽を問うてほしい。
針が振れたら再審を。

印象に残ったこと。
・ヨーロッパの法の女神は目隠しをしているが、日本ではあちこち見ている
・ペンを持ったおまわりさん

鑑賞後に調べたこと。
この死刑執行時の法務大臣は、
自民党麻生派の森英介。
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