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MW-ムウ-のMrMINEのレビュー・感想・評価

MW-ムウ-(2009年製作の映画)
4.3
レビューでは評価があまり芳しくないのが驚きの作品。
公開当時、試写状が数枚送られてきて2回以上劇場で見た記憶がある。

原作は手塚治虫の漫画。
手塚作品にしては珍しく、“同性愛”や“猟奇殺人”がテーマで、それだけでも十分な注目点に思えた。

が、大人の事情ゆえか、同性愛の描写は割愛し、ほんのり香りすら漂わない程度に縮小。
でも、ショッキングな暴力描写はギリギリのラインまで描かれていたので、十分な気もした。

16年前、神経ガス「ムウ」により多くの島民が死亡する事件が発生。
その事件により生き残ったのはふたりの少年。
神父の賀来ゆうたろう。
そして、結城みちお。彼の表の顔はエリート銀行員だが、裏では猟奇殺人犯で、その目的は・・・

生き残ったかつての少年、神父役に山田孝之、エリート銀行員に玉木宏。
うん。ゲイ色漂ってる!ナイスキャスティングでした!!
他にも、石田ゆり子に石橋凌と、素晴らしい役者を起用していて、
やっぱり低評価なのが理解に苦しむ・・・
映像も音効も優れているのに・・・

やっぱり大人の事情が原作ファンを怒らせちゃったのかな?
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