イングロリアス・バスターズの劣化コピー的な。

全体的にチープで登場人物達のキャラも立ってなくて何ともつまらない作品だったけどまあガイ・リッチーの映画なんてそんなもんか。

脚本が悪いせいでキャスト達みんなパッとしてなかったけどリーチャーでブレイクしたアラン・リッチソンが中々に良い存在感を放っていて今後アクションスターとして開花しそうな気配。
なんなら主役のヘンリー・カヴィル食っていた。

The Ministry Of Ungentlemanly Warfare 2024年作品
6.5/10
ガイ・リッチー監督脚本
ヘンリー・カヴィル アラン・リッチソン アレックス・ペティファー
エイザ・ゴンザレス バブス・オルサンモクン ケイリー・エルウィズ
ヒーロー・ファインズ=ティフィン フレディ・フォックス
ヘンリー・ゴールディング ティル・シュヴァイガー
ローリー・キニア　フレディ・フォックス
2016年に公開された機密文書を元にしたアクション映画。
チャーチルによる特殊作戦執行部 (SOE)が、Uボートを使えなくするため、
スペインの港まで工作に行った話。
リーダーがカヴィルで｢ARGYLLE/アーガイル｣よりずっと格好良かった。
殺人スキルが異常に高い男をリッチソンが演じていて、この映画の見どころは
リッチソンだった。かつてのシュワルツェネッガーぐらい説得力があった。
エルウィズは｢オペレーション・フォーチュン｣、ゴールディングは
｢ジェントルメン｣、フォックスはTV版の｢ジェントルメン｣に出演していて、
ガイ・リッチー作品として馴染みの俳優でキャスティングされている。
フォックス演じるのはイアン・フレミングでさらりと007につながる話だと
教えてくれている。フォックスの出番は少ないが抜け目なさそうな感じで
良かった。
ただ問題はあまりに危なげなく作戦が進んでしまうこと、ナチ役が
シュヴァイガーだが顔がおっかないだけで殆ど機能していなかった。
ただ作戦の状況をなぞりましたというだけで、ナチがただのバカにしか
みえなかった。あまりに一方的すぎる。

アメリカで視聴。

リズミカルな音楽と共に大量に人を殺しつつ、ジョークをたまに飛ばすような映画。

観る価値があるかと言われれば、真面目な考察をしたい派には向いていないだろうと思う。