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ユニコーンのテルマのJIZEのレビュー・感想・評価

ユニコーンのテルマ(2024年製作の映画)
3.3
スター歌手になることを夢見る平凡なポニーの願いが叶いピンクでキラキラなユニコーンにイメチェンしたことで一躍世界的スターの座に昇りつめるが新しい人生には代償が待ち受ける。ユニコーンのイメチェンするきっかけが、力業過ぎるというか、変化球斜め上を通過した。まず作風が負け犬たちのワンスアゲインも加え『SING/シング(2016年)』の団体芸感を彷彿。また絵のタッチがやや肉厚的でイルミネーション風。見た目の切り替えや内側の殻を破るきっかけを作品はつたえてる。美術のキラキラ系感が良い。上に登り詰めるがそれにともなうマイナスの側面も盛り込む。NETFLXで93分手軽く鑑賞できる長編アニメとしては、人生を切り拓く大切なメッセージがさまざま詰め込まれ見た目のビジュアルとは相反して緩急が手堅かったように感じる。
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