このレビューはネタバレを含みます
トレイラーに惹かれたのと、俳優の中村優一さんが監督もなさっているとのことで鑑賞。横浜が舞台で3本のオムニバス形式の物語が繰り広げられるのだけど、横浜が舞台である必要性はあまり感じられなかったというか、もっと舞台を活かした物語が観たかったかも。
一話目「贋作」
妻に浮気され出て行かれた男と彼氏に浮気された女が出会い、それぞれの相手との関係性に決着を着ける物語で、3分の2くらいは部屋の中の出来事なのだけど、夜中のドライブや妻と浮気相手の邂逅場所等、3本の中では一番横浜という舞台を活かした見せ方をしていた気はする。ただラストがいまいちどういうことなのか...。。殺されたりはしていないよね...？
二話目「横濱の仮族」
全ての出来事が一つの家の中で起こる＋ワンカットシチュエーションものということで、3本の中で一番凄いことをやっていたのは本作かも。独特な物語設定とキャラクター設定を受け入れられれば立ってたと思うし、ラストのオチも見事だった。
三話目「死仮面」
中村優一さんが直接監督しているのはこの三話目。一話、二話と比べると大分サスペンスな感じでまた違った良さがあり、クリエイターの苦しさややるせなさが全面に出ていて良かった。ピエロのインパクトも上場。ただそこまで盛り上がりはしなかったかな...。
舞台挨拶にて、仮面ライダーファンとしては中村優一さん＝響鬼の桐矢京介/電王のゼロノス、賀集利樹さん＝アギト、鶴嶋乃愛さん＝ゼロワンのイズという仮面ライダーキャストが生で拝めて嬉しみ(あと舞台挨拶には居なかったけど、響鬼で伊吹鬼役の渋江譲治さんも出演なさっていたし)。
