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理由なき反抗のTPのレビュー・感想・評価

理由なき反抗(1955年製作の映画)
3.0
★1984年、1988年に続き3回目の鑑賞★

 わずか1日ちょっとの出来事を描いており、その展開の拙速さが気になるものの、「チキン・ラン」まではジミーの魅力もあって見どころがあるが、それ以降が急にだれてくる。
 描かれている期間が短いため、登場人物の人格の掘り下げが甘く、彼氏が死んですぐのジュディと事故の当事者でもあるジムの廃墟での他愛のないやり取りへの展開がおかしい。
 また、せっかく少年保護課の警部もジムの両親も、前半は良い登場の仕方をしているのに上手く使われないため、ラストに向かって盛り上がっていかないし、そんな終わり方でいいの?という尻つぼみ状態。

 「エデンの東」で衝撃デビューを果たしたジミーがその勢いのまま主役に抜擢されて製作された作品という感じ。
 ジミーと赤のマクレガーのアンチフリーズジャケットはカッコいい(なのに、なぜDVDジャケットでは濃紺??)。

 撮影当時、ナタリー・ウッドもサル・ミネオも16歳だった(それにしてはウッドの凄い色気よ)が、ジミーは24歳。この実年齢差は、やはり今観ると結構違和感を感じる。十代の中になぜか20代がいるという感じ。
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