大人になりかけの若者たちは、子供ではいられなくて、同時に子供だからこそ大人というものに理想を抱いていて、そのうまく言葉にできないわだかまりや孤独を、互いに舐め合って生きている。
会えない父親をずーっと思う、男なら男らしくあれよ!と父に憤る、家に居場所がなくて仲間とつるむ。それぞれが強がって隠していても、不安定な若さが見えてしまって、同情するわけじゃないんだけどムズムズした。十代の頃に見ていたい映画だ。
臆病者と罵られてキレちゃうのはBttFかな?とか、そういえばフットルースも新参者がチキンレースするシーンあったなーとか、そういう見方も楽しかった。