やむちゃ

潜入捜査官の隠遁生活のやむちゃのネタバレレビュー・内容・結末

潜入捜査官の隠遁生活(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

備忘録
2024.3.10 大阪アジアン映画祭(ABCホール)で鑑賞。

リッキー・コー監督、ケイ・ツェ、ラリーン・タン主演の母娘アクション・コメディ作品。

元潜入捜査官の女性は、引退後、娘を育てながら小さな雑貨屋さんを営んでいるが、正義感の強い娘は母に内緒で空手を習い、困った人を助ける「空手少女」と話題になるが、危険な薬物事件に巻き込まれてしまい…というお話。

アクションとしてもコメディとしても、ゆる~い作品だった。
それがダメというわけではなく、舞台となっている香港島の石澳(Shek O せっくぉー)のノンビリした空気感とマッチしていて、ほのぼのと観ることができた。
空手の師範が、悪者退治に(私刑的に)空手を使うことを褒めるのは如何なものかとは思ったけど…。

最近の香港映画は、市場として大きい中国大陸での公開を前提とした作品が多く、得てして”香港映画らしさ”が薄まる傾向があったが、今作はド・ローカルな作風で、観ていて懐かしさというか安心感があった。

2000年代以降に出てきた俳優さんを殆ど知らないので、出演者の中でローレンス・チェン(この人も映画では時々見かけるぐらいで、香港のTV番組かCMでよく見た印象)ぐらいしか知っている人がおらず、時の流れを感じてしまった 。
「盗月者」に出ていたマイケル・ニン (白只)が今作にも出演していたが、ラム・シュー(林雪)を若くしたような印象で、将来名バイプレイヤーになる予感。

どうでもいいが、空手着の帯の位置がみんな高すぎ…
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