たけちゃん

めまいのたけちゃんのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
4.3
………(分かった)、髪の色だ


アルフレッド・ヒッチコック監督 1958年製作
主演ジェームズ・スチュアート、キム・ノヴァク


シリーズ「ヒッチコック作品巡りの旅」
しばらくお休みしていましたが、再開します!
年内には一応、完走したい(ˆωˆ )フフフ…
第6弾は、「裏窓」と並び、シリーズスタート前、1番好きだった「めまい」です( ̄^ ̄ゞ

でも、よく考えてみると、なんで好きだったのかなぁ……と思っちゃうの。
なぜかと言うと、「裏窓」はストーリーを含め、色んな場面が直ぐに思い出せるのに、「めまい」は、あの"めまいショット"と呼ばれる映像しか思い出せない(笑)
それくらい強烈だったのは事実だけどね。

だから、今回、改めて観て、新鮮でした!
そんなことも含めて、レビューしたいと思います。





さて、映画です。
まず触れたいのは、タイトル・デザイナーのソール・バスのことです。

ソール・バスはグラフィック・デザイナーのピカソとも言われる方だそうですが、その界隈に詳しくないので、詳しい方、教えてくださいヘヘッ(´∇`)

でも、あの「スターウォーズ」のオープニング・クロールを作ったダン・ペリは、高校時代からソール・バスの大ファンで、直接師事を受けたこともある、なんて話を聞いただけで、ソール・バス、すげぇ!とかなっちゃいますね( ˘ ˘ )ウンウン

来年、生誕100年
お誕生日におめでとうレビューをあげよう!
映画は何にしようかなぁ……
リクエストをお受けします(ˆωˆ )フフフ…


「めまい」はヒッチコックとソール・バスの初タッグの作品ですが、素晴らしいですよね。

本当に印象的なオープニング。
顔のアップから口元
そして、目元へ
瞳のアップから
最後は真っ赤な絵になり
浮かび上がる渦巻き🌀と"Vertigo"の文字
めちゃめちゃ引き込まれる!

これ、1958年の作品ですからね。
今までの映画とは違うぞ!
そんな気概まで感じます( ˘ ˘ )ウンウン


そして、ハラハラする音楽と共に、アクションシークエンスへ。タイトルの後は屋上での場面。
そして、"めまいショット"
バーナード・ハーマンもいい仕事してますよね。
映像と音楽のシンクロが凄いの。
見事に薄気味悪い。ほとんどホラー映画への導入のような音楽だもんね。



今作のマクガフィンは、タイトル通り「めまい」なんです。

主人公はジェームズ・スチュアート演じる元刑事ジョン・スコッティ・ファーガソン。
事故の後遺症で高所恐怖症になりました。
この症状からターゲットにされるんです。


ヒロインのマデリン・エルスター役がキム・ノヴァク。
いやぁ、ブロンドのキム・ノヴァクの美しいこと
特に、背中の美しさに見惚れます(ˆωˆ )フフフ…
そして、髪の巻き方が"めまい"よね。
後半のダーク・ブロンドよりも、やはりブロンドの彼女が好き\(^o^)/
まぁ、化粧の仕方も違うけどね……




そして、改めて観直して、1番感じたのはストーリーの巧みさです。
前半のストーリーは、まるでオカルトよね。
でも、そのオカルト的演出がトリックだったとは!
1時間半を過ぎてからの展開は、まるで別映画。
変態的とも言える偏愛。
ヒッチコックは屍姦と呼んでいます。
このまさかの展開。これが、さすがヒッチコックって感じのサスペンスになってますよね。
どこがどうなのかは、ぜひ、映画を観て確かめてくださいね(^-^)
観ている僕らが"めまい"で倒れます。
ぐわ~ってなるよ(ˆωˆ )フフフ…





【おまけ:ヒッチコックを探せ!】
今作は一瞬ですが、主人公のスコッティとすれ違ってます。
スコッティがエルスターに呼ばれて、会いにいく場面ですよ。探してね( •̀ω•́ )و✧